読んだ本買った本

零二/如月

 バブルに踊った城戸安男は13億の債務を背負って自己破産。新宿のホステス「マリー」の安マンションでくすぶっている。狭心症の名医のいる千葉のサン・マルコ病院まで一人で母親をおんぼろバンに載せ160Kmの搬送をする。マリーと賭けた結果は意外なてんまつを迎える。(2/2)

現代の江戸前を語る「噺家」7人の高座の姿を、写真と解説で紹介しています。落語界の星、古今亭志ん生なき後を継ぐであろう若手中堅噺家。「あなたの聞いた落語がつまらなかったのは、その落語つまらないのではなく、噺家がつまらないのです。」と言う言葉面白かったです。(2/3)

 引きこもりの長男は窓ガラスに黒い紙をを張り、向かいのドメスティックバイオレンスを受ける妻を見つけ、そして助け出そうとする。長男の家庭内暴力に耐える母親はNPOの「引きこもりの家族の会」にパートとして働きだすことにより、また長男は弁護士を目指すことで、長女はイタリアに家具のデザイナーの勉強に向かうことで、そして父親は倒産した会社から抜けだし、小さな喫茶店を開業する。それぞれの「自立」によることでしか、人は人を救えないと言う今日的なテーマが「家族」という切り口から描かれています。(2/5)

お奨め

大正時代世間を驚かせた怪盗の5人、その一番手下「天切りの松蔵」が語る闇語り。仕立屋銀治と目細の安の2つ杯を持つのは何故か?シリーズ最終版。(2/26)

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