[福島祭り歳時記 作者のページ]

読んだ本買った本

零 二/皐 月

 当時の日本犯罪史上最高金額の強奪事件「3億円事件」犯人はついにとらえられることく時効をを迎えた。30年後の平成13年、奪われた500円札のコピーを持った男が現れる。真犯人はみつかるのか?ノンフィクション作品(5/14)
三億円事件 一橋 文哉 著 新潮文庫 \660

 犯罪学者「浅田教授」犯罪人「いたわりの浅」映画監督「浅田次郎」と、まるで3人の人物が語るような犯罪学講義。京都の場末のスナックで起こったヤクザの抗争事件に巻き込まれた「浅」はすんでのところで命を拾います。「天切り松」の話や少しだけれど「仕立屋銀次」のことも描かれています。エッセイ集(5/18)

初等ヤクザの犯罪学教室 浅田 次郎 著 幻灯社 \495

 関東軍が引き起こした満州事変は後にリットンを中心にした調査団によって国際連盟に調査報告書が提出される。事前に調査書の内容を知ることで、暴走する関東軍を壊滅させようとした、後の外務大臣松岡洋輔は大がかりな掏摸団を満州に送り込みその報告書をすりとる。計画は実行されるが意外な密約を含んだ書類は、関東軍の憲兵の手に落ちるところから歴史は戦争の道につながって行く。満州事変と外交、軍部を描く昭和史のファンクション小説です。(5/20)

事 変 池宮 彰一郎 著 新潮文庫 \552


 効なり名を遂げた人たちの誰にも話せない話を、都会のビルにある秘密のクラブ「沙高樓」に集い語る話。本物をも凌ぐ贋作の刀を打つ「小鍛治」。没落した華族の娘との奇怪な邂逅の「糸電話」。 京都太秦撮影場に現れた勤王の志士「立花新兵衛只今罷越候」 明治の元勲が年代をかけ造った軽井沢の庭園の庭守りの「百年の庭」。誤解が元でヤクザの7代目の総長にまで上り詰めた男の話「雨の刺客」。など時に恐い話が連なっています。浅田次郎得意の「現代の語り部」のミステリー。(5/27)

沙高樓綺譚 浅田 次郎 著 徳間書店 \1600

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